おねえちゃんがいい

今日も、幼稚園へ歩いていきました。

道を歩いていたら「チョキチョキ」と切る音が聞こえました。
見ると、あるお宅の庭で、枝を切る人がいました。
道端には、切られた枝が落ちていました。



その切られた枝がなんだか可愛くて、
道端に落ちていた枝を一本拾い、
枝を切る人に「これ、もらっていいですか？」と声をかけ、
枝を一本もらいました。

それをぴよ子に持たせて幼稚園に向かいました。
枝は幼稚園の担任の先生にあげることにしました。


「おかあさん、これなあに？」と、ぴよ子に聞かれました。
私は答えました。
「ネコヤナギだっけ？ユキヤナギだっけ？…わかんないｗｗ」

母はいいかげんです。（゜∀゜）ｗｗ
「まあ、幼稚園に行って先生に聞けばわかるよ。^^」
↑他人をあてにするな、って感じです。


幼稚園に到着し、園長先生に挨拶を済ませると、ぴよ子は教室へ向かいました。
入り口のところで、お友達が枝を指差したり、何か話していました。
たぶん「これなあに？」な会話が展開されていたのでしょう。
さらに、先生がやってきたところで、ぴよ子が先生に枝を見せました。
「先生もわかんない…！^^;;」
そんな先生の声が聞こえました。
ごめん、先生！（。Ａ。）

家に帰ってから調べましたが、ネコヤナギです。多分ｗ
お迎えに行った時にチラッとみたら、枝は花瓶にさしてありました。
ぴよ子によれば、もこもこした部分を触って、お友達が喜んでいたそうです。
ぴよ子はもこもこが虫みたいで怖くて、触れなかったそうですｗ



さて、ぴよ子を幼稚園に送ったら、私とちび子は帰宅です。
今日は牛乳を買って帰りたかったので、ちょっとだけ遠回りで帰ることにしました。
ちび子に「座る？」と聞くと、元気は無いのですが「すわらない」と答えたので、
バギーは畳んで肩にかけたまま、手を繋いで歩き出しました。









なんだかちょっと、元気が無いのです。。。





幼稚園に向かう時なんて、今日はバギーでしたがゲラゲラ笑っていたのに、この差は何でしょう？



しばらく歩くと、本当に足取りが重くなってしまいました。
「座る？」と聞けば「すわらない。」と答えます。
でも、どんどん足取りは重くなり、ますます元気が無くなっていきます。
「さみしいの？」と聞くと、「さみしくない。」と答えます。

そこで私は、もう一つ質問しました。「おねえちゃんがいいの？」
するとちび子は「おねえちゃんがいい。」と言いました。
私「さみしいの？」
ちび子「さみしくない。」
私「おねえちゃんがいいの？」
ちび子「おねえちゃんがいい。」

そしてとうとう、ちび子の目から涙があふれました。


ちび子はまだまだ、言葉が上手ではありません。
だから「さみしい。」という言葉はよくわからなかったようです。
でも、「おねえちゃんがいい。」というのはわかります。

ちび子は、おねえちゃんと一緒にいたかったのです。



冬休みの間、ちび子はずっとぴよ子と一緒でした。
でも、冬休みが明けたら、ぴよ子はまた幼稚園です。
今まで毎日ぴよ子と楽しかった生活が、急に無くなってしまったのです。
おねえちゃんが大好きなちび子には、ちょっとショックだったのかもしれません。

道端でちび子は、さめざめと静かに涙を流しました。
私は腰を落としてちび子と視線の高さを合わせて、
「おねえちゃんがいいね。おねえちゃん、大好きだもんね。幼稚園が終わったらお迎えに行こうね。」
と言って、ちび子を抱きしめました。
しばらく抱きしめていたらちび子も落ち着き、笑顔を見せてくれました。
落ち着いたところでそのままバギーに乗ってもらって、買物して帰宅しました。



……余談ですが、
午後、幼稚園へお迎えに行く途中、手を繋いでいたちび子に「寒い？」と声をかけたら、
ちび子は「さみしくない。」と答えました。
ってことはつまり、ちび子は、
「さみしい」を「寒いこと」と思っているようです。

つまり朝、私が「さみしい？」と質問した言葉は、
ちび子には「寒い？」という意味に受け取られていたことになります。
ひょっとしたら、
「こんなところで『寒い？』なんて質問するかーちゃんは、私の事をわかっていない！」
と、ちび子に思われていたのかもしれませんｗ





ちび子の絵です。
ちび子によれば「まめまる」だそうな。

豆丸というと、「ぜんまいざむらい」に出てくるキャラですが、
豆丸は、忍者で青い頭巾で、
どう見てもこんなハゲ頭ではありません。
（「ぜんまいざむらい　豆丸」で検索すると、
どういうキャラか見ることができると思います。）
どこでどうしてこれが豆丸になるのかわかりませんｗ


でも、このチョビ毛のハゲ頭、なんだか見事ですｗｗ